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2019年2月8日

客室乗務員(CA)さやか流の去り際の美学について

皆さまこんにちは。

 

~最近は、フライトでどこへ行っても「寒い〜‼︎」とにかく「寒い〜‼︎」「暖かい場所にフライトさせて〜‼︎」と日々嘆いている客室乗務員(CA)のさやかです。

 

今年の冬もインフルエンザ風邪が蔓延している様ですね。

 

皆さまは大丈夫ですか?

 

欧米などから日本に戻ると日本のマスク着用人口の多さに改めて驚かされますが、やはり予防のためにも万が一自分が感染し、他の方への感染を予防する為にも、マスクは有効なアイテム。

 

マスクをつけていると手で口や鼻を触れる機会が少なくなる為、マスクの着用によって、手を介した感染が起こりにくくなるという効果もある様ですよ。

 

暖かくなるまで、もう一息‼︎

 

体調には気を付けて毎日過ごして参りましょう。

 

 

さて、私事ですが今年のさやかの目標は

 

「去り際も美しい女性になる事」

 

です。

 

普段から、客室乗務員はお客さまがいかに快適に機内でお過ごし頂けるかを気にしているので、お客さまの身の回り(お席周り)を離席時に整えたり長距離線では飲み終わったペットボトルやペーパーカップ、おしぼり、お菓子の袋などが時間が経つごとにシートポケットに溜まって行き、シートポケットが不要な物でいっぱい…なんて事がないように都度不要な物はお下げする。

 

お化粧室も、長いフライトになればなるほど水や紙くずが散って汚れていくもの。

 

汚れているお化粧はなんとも残念な気分になりますが、常に綺麗なお化粧室だなとお客さまに感じて頂けると、細かい所にも気を遣っているんだなと暖かい気持ちになりますし、航空会社への印象も正直少し上がりますよね。

 

ですので、お客さまがお化粧から出て、並んだ列が切れたタイミングで、すかさず客室乗務員は中に入り、鏡や床、備品などを清掃し補充して綺麗なお化粧室を皆さまがお使い頂けるように心掛けて居るのです。(喫煙の形跡や不審な物の残置がないかなど、安全面も併せて確認していますよ。)

 

この様に、客室乗務員の仕事には「場」や「空間」などの環境整備が含まれる事から、自身がプライベートでレストランや旅館また飛行機に乗る際にも、お店の方やクリーニングスタッフの方になるべく手間や労力が掛からない様に、去り際に相手を気遣うという事がだんだんと刷り込まれて行く気がしています。

 

 

ご存知の通り、ホテルに宿泊する事が多い客室乗務員の仕事ですがチェックアウトする際のハウスキーピングの方々はどこの会社の人間が泊まって居るか分かって居ますよね。

 

ですので、意識をきちんと持ってホテルを使用しなさいと新人時代に耳が痛くなる程言われていましたが、そのお陰もあるのでしょうか。

 

今では、プライベートでもホテルや旅館に宿泊する時は、使用したタオルやゴミは纏めて、お布団や枕もなるべく元の位置に。

 

洗面台も軽くタオルで拭いてからチェックアウトをする習慣が付いている客室乗務員が多いのではないでしょうか。

 

また、飛行機から降りる時は雑誌は元の配置に整えて、シートベルトも元の状態に…。

 

流石に使用したイヤフォンは元の状態には戻りませんが、まるで誰も着席していなかった様なお席の状態にできる限り戻す。

 

なかなか、この様な事をしている一般のお客さまはお見かけしないので、これをしている方が居たら「お?もしかしたらCAさんかな?」と気付くCAあるあるのポイントかも知れませんね。

 

 

人間関係においても、去り際に本性が出るという言葉もありますが、自分が使った場所から去る際にも「あ、あの方は気を遣って少し場を整えてくれたのかな?」と感じて頂ける様なほんの少しの思いやり。

 

相手の心に対してポッと気遣いの灯をともす事の出来る人間を目指して行ければ良いなと思っています。

 

そろそろバレンタインデーですね。

 

それでは、また次回の更新をお楽しみに。

 

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