現役CAのブログ

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2017年3月24日

現役CAの機内アナウンス裏事情

皆さまこんにちは。
客室乗務員(CA)のさやかです。

桜の開花予想も発表され、いよいよ春めいた暖かい日が増えて来ましたね。
さやかの自宅の近くでも、梅の花やパンジーの花が華やかに道脇を飾ってくれています。
可愛らしく華やかなお花を目にすると、春を感じられて心がほっこりしますよね。

機内アナウンスの裏事情

さて、今回は機内で皆さんがよく耳にする
「皆さまにご案内致します~」
というフレーズから始まる機内アナウンスについてご紹介しようと思います。

実は、この機内アナウンス。客室乗務員(CA)は普段から相当練習をしているという事をご存知でしたか?

機内でのアナウンスは、ご搭乗の全てのお客さまが必ず耳にしますよね。

しかも、お客さまが楽しんでいる最中の映画や音楽を一度遮ってまで、伝えたい情報をアナウンスしている訳なので、声のトーンや声量、発音や息つぎをするポイント。
英語においては、抑揚やリズム、間合いなど、文言だけでなく細かいポイント全てが実はマニュアルで決まっています。

また、社内には機内アナウンスのインストラクターがおり、普段から自分の苦手なパートや発音が難しいパートなど、個別にインストラクターから指導を受けながら練習をしているんですよ。

一人前になると

新人時代は、なかなかアナウンスを担当する機会は与えられませんが、数年の経験を経てギャレー(機内のキッチン)や客室での接遇の基盤がある程度出来上がってくると、やっと実際に機内でアナウンスをする機会が与えられます。

飛行機の特性によって、エコーが強く声が大きく聞こえてしまう機材があったり、アナウンスをする時に押すダイヤルが違ったりと、いつも同じ様にやれば良いという訳ではなく、どんな時も正確な情報をお客さまにお伝えしなければまならないので、客室乗務員は皆、緊張感をもって機内アナウンスをしています。

(因みに、さやかは初めて機内でアナウンスをした時、緊張し過ぎて声が震えてしまい先輩たちに失笑されていました。笑)

四月の初旬には、桜の花も満開で見頃を迎えるのでしょうか。

客室乗務員の仕事をしていると、数日日本を離れている間にあっと言う間に、桜の花が見頃を迎え、帰国する頃には花びらの絨毯がお出迎え…という悲しい事もあるので、今年はゆっくり満開の桜を楽しめれば良いなと思っています。

皆さまも、桜の花と共に素敵な思い出をお作り下さいね。

~雲の上はいつも晴れ~客室乗務員(CA)さやかでした。W-PREMIUMのFacebookページはこちら☆

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