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2016年12月3日

客室乗務員が天候を気にする理由

客室乗務員(CA)のさやかです。
先日東京都心では、1875年以来初めて11月に積雪が確認されたようですね。
皆さま、お仕事などに影響はありませんでしたか?

天気が気になる客室乗務員

客室乗務員という職業に就いてから、さやかは週間天気や雪や台風の情報には割と敏感です。

出勤が大変だから?
買ったばっかりのお気に入りのパンプスが汚れるから?
それも多いにあるのですが、1番の理由は何と言ってもフライト中の飛行機の揺れ。
今日は揺れるだろうな〜。
慌ただしい1日になりそうだな〜。
などその日のフライトを想像しながら出勤の電車に乗り、外を眺めています。

天候の影響を受ける飛行機

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一般的に飛行機が揺れる理由は雲の中や雲の近くを飛行する時。
もちろん、旅客機のパイロットは自然を相手にしているとはいえ常にお客様の快適性を配慮して飛行をしていますので、なるべく飛行機が揺れに遭遇しないルートを選択し飛行をしているものの、お客様の安全を1番に考えるが故にシートベルトサインの点灯時間が長くなる事は必然。

揺れる飛行機内での気遣い

シートベルト着用サインが点灯している間、客室乗務員はただ座っていれば良いでしょう?と、思われる方もいらっしゃるかも知れませんが着席している間もさやかの頭の中は、
揺れが苦手で気分の悪くなっているお客様は居ないかな?
客室でのサービス時間は間に合うかな?

など、シートベルト着用サインが消えた後にどの様な動きを自分がするのかをとにかくイメージ、イメージ。

揺れで体調を崩されるお客様も割と多いので気は抜けません。
因みに、航空機は後ろの方が揺れを強く感じますので大きな飛行機に乗る際、揺れが苦手な方は出来るだけ前方のお席に座ると良いですよ。

さやかも新人乗務員の時は揺れで気分が悪くなってしまう事が何度かありました。
周りの乗務員に心配を掛けないように必死に我慢していたので、揺れによって具合の悪くなってしまうお客様の気持ちがよく分かるのです。

飛行機内で、気分が悪くなったら遠慮せずに近くの客室乗務員に声を掛けて下さいね。

客室乗務員(CA)さやかでした。

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