2026.05.15
現役CAみずきCAとログブック
こんにちは
超恋愛体質、大手国際線CAのみずきです
皆さま、“ ログブック”なるものを聞いた事がございますでしょうか。
自分が乗った飛行機の日付や便名などを記録する、飛行機好きならではの冊子です。
記入する項目の中には高度やスピード、乗務員の名前などといった、CAにしか分からないことを記入する項目もあります。
この趣味を持つ多くの方にとって、ログブックの醍醐味といえば、 CAにメッセージを記入してもらう事ではないでしょうか。
さて今回は、CAがログブックに日頃どのように向き合っているかお伝えしたいと思います。
ログブック

入社して間もない頃、“これ、よろしく。”と、機内でお客さまからぶっきらぼうに、表紙に可愛い飛行機のイラストが描いてある薄い冊子を渡されました。
ログブックとの出会いでした。
何だか分からず、そっと開いてみると、見開き左側に過去搭乗した飛行機の情報、右側にCAからのメッセージが書いてありました。
しかも全員まぁまぁな文量。
旅行好きな私は、何て素敵な趣味なんだろうとあの時は思ったものです。
それと同時に、趣味に付き合ってもらってるのだし、なんであんなに感じ悪く渡すんだろう、中身はこんなにキラキラした内容なのにともやもや。
過去数ページを参考にしながら、感じの悪いお客さまに何だかな、と思いながらメッセージをしたためました。
さてこのログブック。
私たちCAにとって、正直な話すごく、大変な存在。
新人の頃は、書くのが楽しいと思っていましたが、1年も経てば、その気持ちもだんだん減ります。
路線やシーズンによっては1人3冊とか頼まれる事もあるので、皆必死笑
渡してくださるお客さまの中には内情をご存知で、”お忙しい中申し訳ないのですが”とか”簡単で良いので”とか一言添えてくださるのですが、、、。
ログブックの記入は、ノーと言えない完全ボランティア。
限られたフライトタイムの中、 お客さまの見えないところで、結構CAって働いています。
その時間を縫って、休憩時間を削って、ログブックのために自費でシールやカラフルなペンを買って記入しています。
それなのにすごく偉そうな方って、本当に不思議です。
どういう気持ちで、CAからのメッセージを読んでいるんだろう、、、

今年の初め、国内航空会社で特別な飛行機の引退フライトがありました。
ファンの多い飛行機だったこともあり、会社は ログブックの大量依頼による安全業務への支障を見越し、ログブックの預かりを一律断る事を発表しました。
しかし蓋を開けてみると、やはり複数のお客さまがログブックの記入を依頼したそうです。
気持ちは分かります。
でも、ラストフライトに乗るくらい好きなのであれば、お達しも知っていたはず。
好きなのに、どうしてご理解いただけないのだろう。
マイナスな話になりましたが、旅行好きの私としては、出会った時とログブックに対する気持ちは変わりません。
本当に、本当に素敵な趣味です。
乗った飛行機の日にちとかを記入して、私だったら搭乗券とか、その日出た機内食の写真とか貼るかな、、とか考えちゃいます笑
ただ、CAとしての仕事を続けて行く中で、それがCAにとって負担であるという事実も知っています。
だから、その趣味を持つお客さま自身にもその実情を知っていただきたいと思っているのです。

最後に、たくさんのログブックを書いてきたCA達から、ログブックを渡してくださるお客さまへのお願いをお伝えしたいと思います。
①フライトタイムが短い(あるいは飛行機が揺れると事前に伝えられてる)便では、安全の為にログブックへのメッセージはなるべく控えさせていただきたい
②日付、便名、機体番号、マイル、天気、搭乗口、座席番号などのお客さまご自身で分かる部分は記入していただきたい
③個人的なものになる為、乗務員名の記入は控えさせていただきたい
④キャプテンのサインは記入はできません
⑤CAメッセージのスペースが少ないログブックが嬉しい
⑥記入ページに付箋などを貼っておいていただきたい
⑦ログブックに色々挟まないでいて欲しい(紛失してしまうと、大問題になってしまいます)
⑧ せめて、ありがとうと言っていただきたい
今回はCAのログブックへの本音をお伝えいたしました。
素敵な趣味に、どうか気持ちよく参加させてください。
因みに、CAみずきのログブックに記入するメッセージは、外資のCA達のようにスペース大きく“Thank you!”って書いてます笑
素敵な趣味をお持ちの皆さまを【CAプレミアム】の公式サイトで引き続きお待ちしております✈︎