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2015年10月27日

Dr.callとは?

こんにちはゆうこです。

 

突然ですが、皆さんは飛行機に乗っていてDr.callというアナウンスを聞いたことがありますか?

Dr.callとはFLT中に乗客の体調が急に悪くなり、機内にお医者様がいないかを、お客様全員にたずねるためのアナウンスです。突然このアナウンスがながれると、驚く方も多いですが、中にはこういった事態に遭遇した経験がある方もいらっしゃるのではないかと思います。

今日はそんなFLT中に、急にお客様の体調がわるくなった時のお話を2回に渡ってしたいと思います。

 

まず、機内で急に体調を崩されるお客様は意外と多くいらっしゃいます。

私もこれまでの乗務経験の中で、軽度~重度のものまで様々なケースの急病人のお客様の対応をしました。

 

事前に持病をお持ちの方が搭乗前にそれを申請し、客室乗務員がFLT中できうる範囲のCearをして差し上げる事もあります。中にはご自身で酸素ボンベ(申請・許可をとったもの)や、その他にも様々な医療用器具をお持ちこみになるお客様もいらっしゃいます。

そういったお客様の多くは事前搭乗といって他の乗客よりも先に機内にご案内し、その方の準備が整ってから一般のお客様をご案内する事が多いです。

こういったお客様はご自身でも搭乗に際し事前に準備をしてのってこられるので、急激に体調が変化するケースは少なく感じますが、付添い者の方もCAも細心の注意をはらってサポートをします。

 

逆に突然起きる突発的な急病人発生時の方が、重篤化するケースが多いように思います。

心筋梗塞・心臓発作・脳梗塞 etc…あげれば様々なものがありますが、どれも一分一秒を争う緊急事態です。

一刻も早い適切な治療が必要となり、時としてそれはその方の生死をも決めてしまいます。

 

CAはこいった緊急事態に備えた知識をもっています。

しかし、やはりお医者様が処置&指揮をとってくださるのにこしたことはありません。

こういた時に乗客の中にお医者様・看護士の方がいないかを確認し、いらっしゃった場合にはお手伝いをお願いするのです。

その時のアナウンスが「Dr.call」なのです。

 

「機内に医師の方ってそんなにいるものですか?」

という質問を以前うけた事があるのですが、皆さんどう思われますか??

 

答えは…

 

結構な確率でいらっしゃいます!!!

 

たとえ医師でなくとも、看護士の方であったり、医療関係者のお客様がいて名乗り出てくださるケースが多いです。

こんな時、医療関係者の方の「人を救う」という志を近くで感じ、本当に素晴らしいお仕事をされているなと感じます。

 

さて、ここからはまた次回お話をさせて頂きます。

・Dr.が名乗り出て下さったその後、どこで何をしているのか?

・上空にいるのに救急車の要請ってできるの?

・機内で実際に多い体調不良の症状上位ランキング

 

お楽しみに♪

 

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