2026年9月8日 | セルフケア ビジネス メンタル不調 ライフスタイル 中医学 健康
多忙なビジネスマンを襲う秋のメンタル不調の原因をお教えします。
『秋は心が風邪をひきやすくなる季節』
中医学(中国で2000年以上かけて発展してきた伝統的な医学)では、秋という季節が私たちの身体にもたらす特徴の一つにそのことを挙げています。
『心の風邪』つまりそれはメンタル不調のこと。
ビジネスエリートの皆さんは、このところ、ふと心の不調を感じたりすることはありませんか?
この夏は、灼熱地獄の上に、台風、水害、そして地震と天災も相次いで起こり、多くの方々が被害に遭われてしまいました。
そんな状況ですから、私たちの心は痛み、漠とした不安を抱えざるを得ません。
そして、自律神経は否応なく揺さぶられバランスを崩しつつあるという状況です。
そんな時に、メンタル不調になりやすい季節=秋が始まりを迎えたわけですから、憂鬱な気持ちに陥りがちになるのも無理はないのかも…。
もしも、あなたがメンタルに不調や不安を抱えているなら、その原因、すなわち、なぜ秋は心が風邪をひきやすいのかということを理解して、速やかに対処にあたっていきましょう。
メンタル不調は早めの対処が必要です!

秋という季節の特徴を知りましょう。
夏が終わって、ふと気が付くと、いつもだるさがあって疲れている。倦怠感があってやる気が起きない。疲労感があるのに爆睡できない。憂鬱や虚無を感じる…。
このような症状を訴えるビジネスマンはとても増えているそうです。

しかし、ビジネスエリートともなると、休んだ後ほど頑張らねばならない!という使命感ゆえに、自分の体調は後回しにしがちです。
ただ、「今は夏の疲れが出ているだけ」という勝手な解釈でそのままそれを放置してしまうと、その心身の重だるさや憂鬱は拡大してしまう恐れがあります。
まずは、あなたに起きている秋の不調の原因を探ってみましょう。
先に述べた中医学の考え方によると、秋は肺が弱りやすい季節だそうです。
その理由は、この時期は急激に乾燥と冷えが進むことによります。それによって肺がダメージを受けやすくなり、働きが鈍ってしまうのです。
肺と言っても、西洋医学で考えられている肺機能の捉え方と、中医学ではその意味合いが少し異なるようで、その考え方では、肺は五臓の一つであり、元気、活力、声の力、全身のうるおい、そして病気への抵抗力や、防衛力などを管轄しているとされています。
そして、ここで肝心なのは、肺は、悲しみや憂いと関係性が深い臓器であるということです。
つまり、乾燥によって肺の働きが弱りやすい秋という季節には、憂鬱などのメンタル不調が非常に起こりやすいということなのです。
秋の日のはかなさ、寂しさなどを題材にした詩や歌、文学などを見たり聞いたりしたことがある方も多いと思いますが、肺の持つ特性をふまえると、この季節は誰しも少しメンタルの調子が下がりセンチメンタルな気分になりがちな季節といえるようですね。
つまり、こういった切なさや寂しさの感情が沸き起こってくるのは、この肺の働きが関係していることが原因であって自然の摂理とも考えられるというわけです。
したがって、あなたのメンタル不調の原因も、このような肺の不具合が原因かも知れません。
しかし、原因がわかったからといって、すべてがラクになるというものでもない。
心の風邪はなるべく早く治したいでしょうし、放置しておくとうつ病の発症に繋がったりなどと厄介なことになりかねません。
ここでは、一緒に状況に応じた対処法を考えていきましょう。

まずはやるべきは生活習慣の見直し
秋を感じる季節になった頃から、体の重さや頭重感などを感じているようなら、意識的に『早寝早起き』を心がけてみてください。
最初は、今の自分よりも1時間早く寝て起きるのも1時間早めてみよう!という挑戦からで大丈夫です。
慣れてきたら、出来れば夜12時前には休み、睡眠時間を7時間以上取ってください。
そして、起きてすぐにカーテンを開けて、もしくはベランダなどに出て光を浴びましょう。
朝日は、あなたの内側に気を巡らせてくれる役割をしてくれます。また、規則正しい時間に朝日を浴びることで、セロトニンとメラトニンの働きが改善されて、体内時計が正しく働き始めます。
体内時計が整うということは、自律神経のバランスが保たれるということですから、メンタル不調の改善に効果的ということです。
そして、朝日を浴びながら深呼吸を数回しましょう。
朝の深呼吸は、生命エネルギーである〝気〟を体内に取り入れることができます。そして、その〝気〟を体内に巡らせてくれます。
そうすると、肺はもちろんのこと、五臓の働きを活発にして代謝がアップします。
なにより、ストレスが軽減されて、精神状態の安定に効果をもたらします。
さらには、早起きと朝日、深呼吸の相乗効果で食欲が安定します。

気候や空気の変化と上手につきあっていこう
秋は、季節の変わり目で気候の変化が激しい時です。
残暑が厳しい日もあれば。急に涼しく感じられる日もあるでしょう。
そんな時に、エアコンで冷やしまくったり、かと思ったら、今度は暖房をつけてみたり…という極端なことをしがちですが、出来れば、羽織りモノなど脱ぎ着できる洋服を上手に使って少しずつ気温の変化に体を慣らしていくようにしましょう。
エアコンは、適度に使うことは大切ですが、極端に低くしたり、温度を上げたりしないで、着るものも上手に併用することです。そうやって徐々に体を慣らすことで身体本来の暑さ、寒さへの抵抗力が鍛えられます。
また、夏の間に汗を大量にかいたので、秋の体は前述したようにとても乾燥しています。
その乾燥状態で、乾いた冷たい外気にさらされると、冷えや痛み、イライラなどを引き起こします。
イライラは心の風邪の引き始めのサインですから、要注意!
それを防ぐために潤いを補給しましょう。
【秋の潤い対策】
〇鼻呼吸を心がける:鼻呼吸は保湿効果、加湿効果、フィルタリング効果があります。
〇マスクの着用:乾燥から喉を守るのに効果的。睡眠時にも〇
〇水分補給:冷たい水よりも常温か白湯を少しずつ飲むようにしましょう。ただし、飲み過ぎは胃腸を弱らせるので摂りすぎには注意。水だけではなく、スープやみそ汁、または果物などから補うようにすると良いでしょう。

中医学の養生でも改善しない心の風邪には…
心の風邪を引きやすい季節だからこそ、その季節にあった養生をおススメしてきましたが、それを真面目に試みても状況が改善しないという場合はどうしたらいいのでしょうか。
その場合は、以下のアプローチを試してみてはいかがでしょうか。
マインドフルネスのススメ。
シリコンバレーに存在する多くの企業が、先駆けてマインドフルネスを取り入れたことで、今や、エリート業界では誰しもが知っている手法です。
これを取り入れることで、心が落ち着きを取り戻し、ストレスの軽減、生産性の向上に繋がります。
やり方としては、瞑想や呼吸など、様々な方法がありますが自己流で行わずに正しく行うことをおススメします。まずは、アプリなどを使って試してみるというの方法が多忙な方には向いているのではないでしょうか。
瞑想アプリCalmカームの使い方を解説!無料で使える?料金や評判、解約方法など紹介

自分に合ったセラピーを見つける。
『セラピー』とは、薬や手術に頼らずに心身の不調を改善し、健康維持をサポートする治療や療法のことをいい、主に4つのカテゴリーに分かれています。
〇医療系セラピー:医療行為として心身の不調を改善します。あん摩マッサージ指圧、鍼灸、リハビリテーションなど
〇ボディ系セラピー:身体を癒すことを目的として整えていきます。カイロプラクティック、整体など
〇メンタル系セラピー:精神的負担の軽減を目的にメンタル面のサポートをする。心理療法、ヒプノセラピー(催眠療法)など
〇リラクゼーション系セラピー:ストレスの緩和を目的としてリラックスを提供する。アロマテラピー、音楽療法など
今の自分の状態を改善させるにはどのセラピーが合っているかは体験してみないとわかりません。深く考えすぎずに気軽な気持ちで試してみてはいかがでしょう。
「セラピー」ってなに?主な目的・種類・”カウンセリング”との違いについて解説します! | 医療・介護・福祉・保育Biz Media

まとめ
働き盛りのビジネスエリートの皆さんは、ついついご自分のメンタル不調を後回しにしてしまうという方も多いそうです。
この秋、少しでも心に違和感を感じておられるなら、ぜひ季節の特徴を理解した上で、対処にあたっていただきたいと思います。
まだまだ長い人生を、出来るだけ健康で楽しく過ごしていくには、自分を大切にすることはとても大事です。
ですから、もしも、今回挙げた対処法を試しても全く改善されなかった場合は、産業医に相談してみることや、メンタルクリニックへの受診も視野に入れてみてください。
自分のどこかに不具合があるときは、速やかに、それを改善すべきです。
それが出来る人こそが、自分を幸せに出来る人と言えるのではないでしょうか。
どうぞ、憂鬱とはなるべく早くさようならをして、心豊かな楽しい秋を存分に味わってください。























